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OpenSea(オープンシー)の使い方と始め方|稼ぎ方も解説

OpenSea(オープンシー)は、世界最大とも言える大規模なNFTマーケットプレイスです。パソコンやスマホアプリから閲覧でき、世界中の人々が活用していることから「使ってみたい」と思う人も多いのではないでしょうか。

この記事では、OpenSeaの使い方や始め方、稼ぎ方を初心者にもわかりやすく解説します。利用時の注意点も紹介するので、この記事を参考にOpenSeaでの取引の第一歩を踏み出してください。

OpenSea(オープンシー)とは

  • 世界最大規模のNFTマーケットプレイス
  • 誰でもNFTの作成・販売が可能
  • 複数のブロックチェーンに対応
  • NFTトレーダー向けの「OpenSea Pro」を公開

OpenSeaとは、2017年12月より開始したNFT(非代替可能トークン)マーケットプレイスです。いくつか存在するマーケットプレイスの中でも、トップクラスの取引規模を誇ります。

OpenSeaでは、アートや土地などさまざまなNFTが売買されています。初心者でも簡単にアカウントを作成し、NFTの販売・購入・転売が可能です。複数のブロックチェーンに対応しており、人気のイーサリアム(ETH)やガス代(手数料)の安いポリゴン(Polygon/MATIC)も使えます。

2023年4月にはNFTトレーダー向けサービスを強化した「OpenSea Pro」が公開されるなど、ブロックチェーン技術の進化とともに成長を続けています。

OpenSeaの始め方5ステップ

OpenSeaの始め方を5つのステップにまとめました。

  1. 国内の仮想通貨取引所で口座を開設する
  2. イーサリアムを購入する
  3. MetaMaskなどのウォレットを用意する
  4. ウォレットにイーサリアムを送金する
  5. OpenSeaに登録し、ウォレットを接続する

1.国内の仮想通貨取引所で口座を開設する

まずはイーサリアムを手に入れるために、国内の仮想通貨取引所で口座を開設しましょう。

初心者でも使いやすい取引所の例は以下の通りです。

  • Coincheck
  • DMM Bitcoin
  • GMOコイン

口座開設の際は、メールアドレス・パスワード・基本情報・重要事項・本人確認用の画像などの登録が必要です。

2.イーサリアムを購入する

口座開設が完了したら、口座に日本円を入金してイーサリアムを購入しましょう。「販売所」を利用すると、簡単に購入ができます。

OpenSeaはイーサリアム以外のチェーンにも対応していますが、ここでは人気のイーサリアムを例に解説していきます。

3.MetaMaskなどのウォレットを用意する

OpenSeaを使うためには、仮想通貨ウォレットの用意が必要です。OpenSeaはさまざまなウォレットに対応していますが、ここでは人気のMetaMaskを例に解説します。

PCかスマホのどちらかでMetamaskをインストール(ダウンロード)したら、アカウントを作成しましょう。アカウント作成の手順は以下の通りです。

  1. ウォレットを作成
  2. MetaMaskのパスワードを設定
  3. 利用規約の確認
  4. リカバリーフレーズの記録
  5. シードフレーズの確認

リカバリーフレーズは、ウォレットの復元などに必要な12個の英単語を指します。流出しないよう十分に注意しましょう。

4.MetaMaskにイーサリアムを送金する

仮想通貨取引所の口座から、ウォレットにイーサリアムを送金しましょう。送金の手順は以下の通りです。

  1. MetaMaskの「アカウントの詳細」にあるウォレットアドレスをコピーする
  2. 取引所の送金メニューから「イーサリアム」を選択し、宛先にMetaMaskのウォレットアドレスを入力する
  3. 金額を入力し送金する

送金の際に入力するウォレットアドレスを間違えないように注意してください。

5.OpenSeaに登録し、MetaMaskを接続する

OpenSeaの公式サイトにある「作成(Create)」ボタンから、アカウントを作成しましょう。登録が完了したら、MetaMaskを接続します。接続の手順を以下の通りです。

  1. 「My Account Settings」を開く
  2. 「Sign in」に進んで「署名」を選択する
  3. ユーザー名・メールアドレスを入力する

OpenSeaの使い方

OpenSeaでは、アート・ゲーム・音楽・写真・ドレーディングカードなどありとあらゆるNFTの取引ができます。どのようなNFTを取引したいか事前に決めておくと、スムーズに使い始められるでしょう。

また、OpenSeaには複数の出品・購入方法があります。取引方法は以下の通りです。

  • 固定販売(Fixed Price)
    設定された金額での取引で、初心者におすすめ
  • オファー(Offer)
    出品されていないNFTへの価格交渉
  • オークション(Timed Auction)
    ①イングリッシュ形式では、期限までに最高の入札価格を提示した人が落札者となる
    ②ダッチ形式では、購入者が確定するまで価格が減少し続ける
  • セット販売(Bundle)
    複数のアイテムをまとめて販売

OpenSeaでのNFTの売り方・買い方は、下記の記事で詳しく解説しています。

OpenSea(オープンシー)での買い方・売り方|コツを紹介世界最大規模のNFTマーケットプレイスとして知られるOpenSea。誰でも簡単にNFTの購入や販売ができます。そんなOpenSeaでNF...

OpenSeaの稼ぎ方

OpenSeaを活用して利益を得る方法を解説します。おもな稼ぎ方は以下の通りです。

  • NFTの取引で稼ぐ
  • NFTを売って稼ぐ
  • NFTゲームのプレイで稼ぐ
  • NFTのエアドロップで稼ぐ
  • NFTのステーキングで稼ぐ

NFTの取引で稼ぐ

OpenSeaを通したNFTの取引や転売により稼ぐ方法です。価格が安いNFTを購入し、その後価格が上がったら売却することで利益を得られます。

所持しているNFTの作者やプロジェクトが有名になることで、価格の高騰を狙えます。

NFTを売って稼ぐ

自分の作品をOpenSeaに出品し、その売上で稼ぐ方法です。自分でデータを用意するだけで誰でも簡単に出品できます。

ただし、基本的には出品しただけでは売り手がつかないため、うまく宣伝していくことが重要です。

NFTゲームのプレイで稼ぐ

OpenSeaで購入したNFTゲームをプレイして稼ぐ方法です。ゲーム内で集めた仮想通貨を換金することで、利益を得られる可能性があります。

仮想通貨は、ゲーム内でアイテムやキャラクターを売買したり、報酬がもらえるトーナメントに参加するなどして手に入れられます。

NFTのエアドロップで稼ぐ

NFTトークンの無償配布を指すエアドロップにより稼ぐ方法です。特定の条件を満たすユーザーに対して行われ、NFTトークンや特典を取得できます。

エアドロップに参加する前に、詳細や参加条件をよく確認し、信頼できるプロジェクトか見極めることが重要です。

NFTのステーキングで稼ぐ

所有するNFTを一定期間預けるステーキングで、利回りを得る方法です。ステーキングにより、NFTの所有者が追加のNFTやトークン、特典などを得られる可能性があります。

OpenSea利用時の注意点

OpenSea利用時に注意したいポイントをまとめました。

詐欺や偽物に注意

OpenSeaには、偽のウェブサイトに誘導し情報を盗む「フィッシング詐欺」をする人や、人気クリエイターを装って偽物を出品する人が存在します。

送られてきたURLを安易にクリックしない、クリエイターのレビューをよく確認するなど詐欺や偽物を避けるための対策が必要です。

怪しいNFTに注意

所有するNFTを非公開にする「hidden」機能の中には、ときどきスパムのNFTが混ざっていることがあります。うっかりと身に覚えのないNFTをクリックしないようにしましょう。

自分のウォレットに送られたNFTや、エアドロップで取得したNFTはhiddenの中に保管されるので、どのような経路で得たNFTなのかよく確認することが重要です。

ガス代(手数料)に注意

OpenSea上でのNFTの購入や譲渡の際には、ガス代(手数料)がかかります。取引の時期によっては、作品自体よりも高額なガス代が発生する場合も。ガス代は常に変動するため、安いタイミングを狙って取引するのがおすすめです。

OpenSeaの使い方に関するよくある質問

OpenSeaの使い方関するよくある質問をまとめました。事前に確認し、疑問を解決しておきましょう。

OpenSeaでは何の売買ができる?

OpenSeaでは、デジタルデータとしてNFTにできるものは基本的になんでも取引が可能です。例としては、アート・ゲーム・音楽・土地・トレーディングカード・キャラクター・ドメインネームなどが挙げられます。

OpenSeaはスマホアプリで利用できる?

OpenSeaは、ブラウザ版の他にiOSおよびAndroid用の公式アプリも提供されています。スマートフォンやタブレットからOpenSeaにアクセスし、NFTの閲覧が可能です。アプリを通し、手軽にNFTマーケットに参加できます。

OpenSeaは日本語に対応している?

OpenSeaは、日本語に対応しています。言語の変更は、OpenSeaの画面右上のアカウントボタンから変更してください。

OpenSeaで日本円は使える?

現時点では、OpenSeaは日本円での決済に対応していません。日本在住でOpenSeaを利用したい場合は、基本的には仮想通貨を用いた決済となります。

まとめ

OpenSeaは世界最大規模のNFTマーケットプレイスで、さまざまなNFTの取引ができます。利用の際は、まず仮想通貨取引所で口座開設を行うなどの準備が必要。また、稼ぐためには、NFTの売買以外にもエアドロップやステーキングなどさまざまな方法があります。

なお、OpenSeaを使う際は、詐欺や偽物、ガス代に注意する必要があります。リスクを考慮し、プロジェクトの信頼性や需要の高まりを見極めながら、投資や取引をしてください。