メタバース

メタバースのおすすめ人気プラットフォーム12選!世界・日本で注目の無料プラットフォームも

オンライン上に存在する仮想空間を指す、メタバース。「やってみたいけどどんな種類があるのかわからない」「国内・海外で有名なプラットフォームを体験したい」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、メタバースのおすすめ人気プラットフォーム12選を分野ごとに分けてご紹介します。「cluster」「The Sandbox」を始めとする注目を集めるプラットフォームを集めました。それぞれの違いに触れながら解説するので、ぜひこの記事をきっかけにメタバースの世界を体験してみてください。

メタバースとは

メタバースとは、コンピューターグラフィックで表現されたインターネット上の仮想空間のこと。近年注目が集まり、ビジネス面でも広がりを見せています。ユーザーは自身のアバターを通して他のユーザーとコミュニケーションをとることができ、「Fortnite」のような有名ゲームもメタバースの例として挙げられます。

メタバースは、高次・超越を意味する「メタ(meta)」と、宇宙・銀河を意味する「ユニバース(universe)」の2つの言葉からなるもの。2022年の時点ではメタバースにまだ明確な定義はなく、幅広いプラットフォームが存在します。

 

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メタバースのプラットフォームとは

そもそもメタバースのプラットフォームとは、メタバースを利用するための基盤や土台のことを指します。各開発企業がプラットフォームを構築・提供しており、アメリカのIBMや日本のトヨタ自動車などの大企業も続々とメタバース事業に参入しています。

近年では、CGやVR技術の発達によりプラットフォームの開発が加速。ゲーム分野を中心にさまざまなプラットフォームが登場しています。

メタバースのおすすめ人気プラットフォーム12選

ここからは、世界・日本で注目されている有名どころのプラットフォームをご紹介します。以下の3つの分野に分けて解説していくので、それぞれを比較しながら気になるプラットフォームを探してみてください。

  • 気軽に体験できるプラットフォーム
  • 暗号資産で収益化も見込めるゲーム分野のプラットフォーム
  • バーチャルオフィスなどビジネス分野のプラットフォーム

気軽に体験できるプラットフォーム4選

まずは、メタバースの世界をお試ししてみたい方におすすめの、気軽に体験できるプラットフォームをご紹介します。なるべく難しい操作や準備を避けたい方は、こちらから挑戦してみてください。

cluster(クラスター)

国内企業のクラスター株式会社が運営する、cluster(クラスター)。PCやスマートフォンからアクセスできるため、VRのゴーグルなどの機器が準備できない方にもぴったりです。

日本語に対応しているため、日本人ユーザーが多いのが特徴。ユーザー登録を済ませたら、無料でプレイすることができるのも、入門プラットフォームとしての魅力です。代表的な活用事例としては「バーチャル渋谷」が挙げられ、cluster内にリアルな渋谷区のビル街が存在しています。

XR World®(XR ワールド®)

NTTドコモが運営するXR World®は、PCやスマートフォンのウェブブラウザから簡単にアクセスできるプラットフォームです。ユーザー登録をして本格的に楽しむこともできますが、ユーザー登録不要ですぐに楽しめる「ゲストプレイ」モードがあるのも魅力。

他のユーザーとテキストチャットやボイスチャットでコミュニケーションをとったり、イベントに参加することも可能。手軽にメタバースの雰囲気を楽しみたい方はぜひ試してみてください。

VRchat(VRチャット)

アメリカのVRChat Inc.が運営する、VRchat(VRチャット)。スマートフォンに対応し、PCはWindowsのみ対応しています。海外ユーザーも多いプラットフォームのため、メタバースらしく国境を超えたコミュニケーションを体験してみたい方におすすめです。

活用事例としては、日産自動車がVRchat内で新車の発表やアバターによる試写会を行なうバーチャルギャラリーを展開。また、サンリオもVRchat内でイベントを開催し、ユーザーがキャラクターや他のアバターとのコミュニケーションを行ないました。

Fortnite(フォートナイト)※クリエイティブモード

アメリカのEpic Games, Inc.が運営する、Fortnite(フォートナイト)。アクションゲームやバトルロイヤルゲームとしての印象が強いですが、オリジナルの島を作成する「クリエイティブモード」がメタバース空間として注目を集めています。

Fortnite内で、星野源さんや米津玄師さんがライブを行なったことも話題となりました。世界で注目されるプラットフォームを試してみたい方はぜひチェックしてみてください。

暗号資産で収益化も見込めるゲーム分野のプラットフォーム6選

ここからは、メタバースの醍醐味とも言える、暗号資産で収益化も見込めるゲーム分野のプラットフォームをご紹介します。上記の気軽に体験できるプラットフォームとは異なり事前に準備が必要ですが、本格的なメタバースの世界を体験することができます。

記事の後半では、暗号資産を使用するメタバースの始め方について解説しています。

The Sandbox(ザ・サンドボックス)

香港のThe Sandboxが運営するPC対応のThe Sandbox(ザ・サンドボックス)。その名の通り「砂場」を意味するサンドボックスと呼ばれるジャンルのゲームで、メタバースの空間上になんでも自由に作成することができます。

LANDと呼ばれるNFT(代替可能性がないデータ)の土地がベースとなっており、ユーザーはその土地を購入し、オリジナルのゲームや建築で装飾していきます。建築した不動産を使用して不動産収入を得ることができるなど、リアルに近い経済活動ができるのが特徴です。

Decentraland(ディセントラランド)

カリフォルニアを拠点とする非営利団体Decentraland Foundationが運営する、Decentraland(ディセントラランド)。メタバース業界でも歴史が長いと言われるブロックチェーンプロジェクトです。

アバターの服やアクセサリーなどのアイテムをNFTとして売買したり、LANDと呼ばれる土地を購入したりと収益にも期待できるプラットフォームです。

Everdome (エバードーム)

メタヒーロー社、WDW(Wolf Digital World)社が運営するEverdome (エバードーム)
は、火星への移住をテーマにしたプラットフォームです。WDW社の技術を駆使して作り込まれたリアルな映像が魅力で、他のプラットフォームとは一味違う近未来的な世界観を楽しむことができます。

もちろん、他のプラットフォームと同じく、土地の売買をすることも可能です。綿密に作り込まれた壮大な世界観を体感したい方は、ぜひ試してみてください。

Axie Infinity(アクシーインフィニティ)

ベトナムのSkyMavis社が運営する、Axie Infinity(アクシーインフィニティ)。PC、スマートフォンからアクセスでき、対戦ゲームやモンスターの販売を楽しみながら暗号資産を得ることができます。

スタート時に「アクシー」と呼ばれるモンスターを購入する必要があるため無料でのプレイはできませんが、ゲームを通して得たお金を実世界で現金化することも可能です。

ZEPET(ゼペット)

韓国のNAVER Z Corporationが運営する、女性ユーザーに人気のZEPET(ゼペット)。ファッションをベースに世界中のユーザーとコミュニケーションをとることができ、ハイブランドなど有名ブランドのアイテムを身につけることもできます。作成したアイテムは販売も可能です。

あなたに似たアバターを作って他のユーザーと記念撮影を撮ることができたり、ボイスチャットやテキストチャットを楽しむことができるのも魅力。ファッションやコミュニケーションに興味のある方におすすめしたいプラットフォームです。

バーチャルオフィスなどビジネス分野のプラットフォーム3選

最後に、バーチャルオフィスやバーチャルイベント会場として活用できる、ビジネス分野のプラットフォームをご紹介します。新型コロナウイルスの入稿によりリモートワークが一般化した今、ぜひ注目したいプラットフォームを集めました。

oVice(オヴォイス)

国内企業のoVice株式会社が運営する、oVice(オヴォイス)。ワークスペースとしてだけでなくイベント会場としても使用できるバーチャル空間です。隣の人に「ちょっといいですか」と声をかけるようなリアルなコミュニケーションがとれるのが魅力。

1対1での対話はもちろん、数千に規模のイベントにまで活用できるのも魅力。リモートでも人を近くに感じられるさまざまな工夫に注目のプラットフォームです。

Horizon Workrooms(ホライゾンワークルーム)

アメリカのMeta社(旧称Facebook社)が運営する、Horizon Workrooms(ホライゾンワークルーム)。その名の通りワークルームとしての活用を目的としたプラットフォームで、リアルさながらのミーティングやホワイトボードの使用などができます。

VRヘッドセットがあれば、よりリアルに仲間たちと隣で働いているような体験をすることができますが、PCやスマートフォンからも参加可能です。

V-expo(V-エキスポ)

国内のm-lab.incが運営する、バーチャルイベントスペースであるV-expo(V-エキスポ)。オンラインでのイベントを簡単に開催できることが特徴で、展示会やセミナーなどさまざまなイベントに対応。ユーザーは会場を訪れたような感覚でアバターを使って自由に見学することができます。

webブラウザからアクセスできるため、アクセスのしやすさも魅力。場所や時間の概念にとらわれずに、自由に活用できるプラットフォームです。

暗号資産を使用するメタバースの始め方

メタバースを始める際に必要なものとしては、以下が挙げられます。

  • 暗号資産
  • 国内の暗号資産口座
  • 海外の暗号資産口座
  • 仮想通貨ウォレット(MetaMask)
  • プラットフォームのアカウント

上記以外にも、没入感を高めたいのであればVRゴーグル(ヘッドセット)やコントローラーなどの機材の購入も検討してみてください。より本格的に楽しむなら、処理能力の高いPCが必要になる場合もあります。

さらに、暗号資産を使用するメタバースを体験するには、事前に下記の準備が必要です。

1.国内の暗号資産口座を開設する
2.口座に日本円を入金し暗号資産を購入する
3.海外の暗号資産口座を開設する
4.保有する暗号資産を専用のコインへ換金する
5.専用のコインを仮想通貨ウォレットに送金する
6.メタバースのプラットフォームと仮想通貨ウォレットを連携

少し複雑な操作になるため、こちらの記事で詳しく解説しています。

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まとめ

メタバースのプラットフォームとは、オンライン上に表現された仮想空間であるメタバースを利用するための基盤や土台のこと。さまざまな企業が独自のプラットフォームを提供しています。

プラットフォームにはおもに、メタバースの世界を簡単に体験できるもの、暗号資産を通して経済活動のできるもの、バーチャルオフィスなどビジネス面で活用できるものに分かれます。あなたの体験したいプラットフォームを見つけて、さっそくメタバースの新しい世界を体感してみてくださいね。