ファッション業界の新たなトレンドとして注目を集めているのが、タレント特有のスキャンダルや炎上のリスクが少ないバーチャルインフルエンサーです。インスタグラムで海外のLil Miquela（リル・ミケーラ）や日本のimma（イマ）、Ria（桜海莉亞）を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ファッションモデルとして活躍するバーチャルインフルエンサーや、その影響力についてご紹介します。新たなファッションアイコンとしての地位を築くバーチャルインフルエンサーの最新情報を、いち早くチェックしてください。
バーチャルインフルエンサー/バーチャルモデルとは
バーチャルインフルエンサーとは、高いCG技術によって生まれた仮想人間のインフルエンサーのことです。実在していると勘違いしてしまうほどのリアルな容姿に、注目が集まっています。
商品のパッケージモデルに起用されたり、歌やダンスを披露するインフルエンサーもいますが、インスタグラムなどのSNSを通してバーチャルモデルとして活動している例が目立ちます。
バーチャルインフルエンサーについて詳しく知りたい人は、下記の記事をチェックしてください。
ファッション業界で活躍中のバーチャルインフルエンサー
ここからは、実際にファッション業界で活躍しているバーチャルインフルエンサーをご紹介します。日本・海外で人気のインフルエンサーをピックアップしました。
imma（イマ）
imma（イマ）は、ピンクのボブヘアが印象的なバーチャルモデルです。日本でもっとも認知度の高いバーチャルヒューマンと言っても過言ではないでしょう。
過去には、バロックジャパンリミテッドの人気ブランド「スライ（SLY）」と、「プーマ（PUMA）」とのコラボレーションアイテムのモデルに抜擢された経験もあります。
日本だけでなく海外での活躍もめざましく、世界21か国で発行されているファッション誌「GRAZIA」中国版表紙モデルにも起用されました。
Ria（桜海莉亞）
日本人とイタリア系フランス人の両親を持ち、日本語・中国語・英語を話すトリリンガルであるRia（桜海莉亞）。抜群のスタイルとミステリアスな雰囲気が特徴です。
講談社主催のオーディションである「ミスiD」では、ミスiD2022 新しいヒロイン賞とミスiD2022 ViVi賞に輝きました。
世界45の国・地域で発行されている女性誌「エル（ELLE）」の日本版サイトで、注目を集めるモデルとして紹介されています。
Lil Miquela（リル・ミケーラ）
カリフォルニア州ダウニー出身とされる、Lil Miquela（リル・ミケーラ）。2023年2月時点でのInstagramフォロワー数は約289万人と、世界でもっとも影響力の高いバーチャルインフルエンサーと言えるでしょう。
彼女が高級ストリートブランドのOff-White（オフホワイト）のアイテムを着用したことで、ブランド自体の月間検索数が68％増加するなど多大な影響力を持っています。身につけたアイテムの月間検索数が43％増加した例もあり、今注目の存在です。
noonoouri（ヌーヌーリ）
noonoouri（ヌーヌーリ）は、アニメキャラクターのようにデフォルメされた容姿が特徴的なインフルエンサーです。
有名ブランドであるDIOR（ディオール）の広告や、中国版「VOGUE」のデジタル版の表紙に起用されるなど、本物の人間のように活動しています。
インスタグラムでは、さまざまな有名ファッションブランドのアイテムを身につけた画像を見ることができます。
Shudu（シュウドゥ）
Shudu（シュウドゥ）は、世界初のデジタルスーパーモデルです。芸術的とも言える、圧倒的なプロポーションと魅惑なムードが注目を集めています。
「ファッションの聖書」と呼ばれるファッション業界誌「WWD」が、彼女を起用したファッション・シューティングを行ったことでも話題となりました。
話題のバーチャルインフルエンサーについて詳しく知りたい人は、下記の記事をチェックしてください。
バーチャルインフルエンサーの起用にはモデル事務所を活用しよう
バーチャルインフルエンサーには、人間のタレントのようにそれぞれ事務所が存在します。バーチャルインフルエンサー事務所の多くが、インフルエンサーを管理しているだけでなく開発も行っているのが特徴です。
事務所は、インフルエンサーのマネジメントを行いながら、企業とのコラボレーションのサポートまで行ってくれます。
バーチャルインフルエンサーの事務所について詳しく知りたい人は、下記の記事をチェックしてください。
まとめ
バーチャルインフルエンサーは、ファッション業界の新たなアイコンとして注目を集めています。有名ブランドのモデルや雑誌の表紙に抜擢されるなど、その活動は止まるところを知りません。
バーチャルインフルエンサーが所属する事務所も登場するなど、これからバーチャルインフルエンサーを起用する企業は増えていくことでしょう。これからのファッション業界を変えていく存在として、目が離せませんね。
